ビット割り当て

動画圧縮するときに用途と目的に合わせて適切なビット割り当て方法がある。
目標ビットレート一定モード --bitrate
目標視覚品質一定モード --crf
目標絶対品質一定モード --qp

目標ビットレート一定モード

最終的なビットレート、つまりファイルサイズが目標値に収まる、若しくは近似するように各フレームにビットを割り当てる。その結果各フレーム各マクロブロックの量子化係数QPはバラバラであり、1枚のフレームでさえ左右上下のマクロブロック単位で品質がバラバラである。フレームごとの品質も一定ではない。ゆえに画質満足度は最も低くなるであろう。
使用用途はストリーミングサーバー側、帯域幅が狭く強制的に目標のビットレート以下に収めたいときにのみに選ぶべきモードである。
ファイルサイズ・ビットレートはある程度予測できる。

目標視覚品質一定モード

人間の目の特性・弱点・性質を利用した視覚品質を一定にするモード。
人間は高速で動いている対象物の品質には目が行き届かない。爆発シーンを思い浮かべると早い。爆発の中心部は1コマ1コマ動いており、その瞬間は人間の目には1/30秒間しか映らない。ごくごく短時間で激しく動くシーンでは人間の目には捉えきれない。この人間の目の特性・弱点・性質を逆手にとって、いや利用して爆発シーンをはじめ高速で動いている対象物のマクロブロックではQPを大きくし画質を落とす。
このビット節約で浮いたビットを、代わりに動きの少ないマクロブロックに割り当てQPを小さくし画質を向上させる。これがこのモードの特徴である。視覚的な画質満足は得られるであろう。
ファイルサイズ・ビットレートは予測できない。


目標絶対品質一定モード

各フレーム各マクロブロックの量子化係数QPを完全に一定にすることで人間の目を使わない絶対的な画質を一定にすることができる。人間の目には捉えられないシーン・マクロブロックにも問答無用で一律のQPを割り当てるのでビットの無駄ともいう人もいる。
ただ中間ファイル用途やのちのち各フレームごとに切り出したり編集したりスクリーンショットを撮る予定がある場合はこのモードが一番よい。
ファイルサイズ・ビットレートは予測できない。









  • 最終更新:2016-11-18 03:28:13

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